修復に用いる糊や絵の具について
当所では、修復に用いる糊や絵の具は書画が制作された当時の製法に徹底してこだわっています。
それは、市販の糊は紙の繊維を傷めてしまうため。そこで、小麦粉を炊き、何年もかけて発酵させたものを用いています。
最低限の接着力にとどめることで、紙は再び息を吹き返すのです。
古色もまた、タマネギやモモの木の皮などを煮込み、時間をかけて熟成させます。
一色を作るだけで半年以上かかることも珍しくありません。
いろいろな手間をかけてこそ後世に残す保存修復ができるのです。




